知れば知るほど奥が深い【餃子】の魅力!餃子の歴史

餃子の起源は?

餃子の起源については、諸説ありはっきりとはわかりませんが、中国の唐の時代ではないかといわれています。

中国甘粛省の都市「敦煌」にある唐代の遺跡から乾燥した餃子が発見されています。それ以前にも、餃子と同じ様に小麦粉で作った皮で具を包んで食べていたようですが、敦煌の遺跡で発見された餃子は、現在の餃子と形状と同様の「皮が二つに折られている」「半円形」「周囲にひだがある」「両端が尖っている」という特徴を持っていました。

このことから、餃子の起源は中国の唐時代というのが一般的です。

 

餃子の名前の由来

餃子(ギョウザ)の呼び方は、中国語の「餃子(ジャオズ)」が訛ったものとされています。

そもそも餃子という名前が、どうして生まれたかについても諸説ありますが、餃子の形の特徴である両端が尖っていることから、尖っているを表す「角」。「角」と同音の「交」に食偏を加えて「餃」という文字が使われたといわれています。そこに小さなものを表す「子」を付けて「餃子」になったという説が有力です。

 

日本への伝来

江戸時代(1778年刊)の料理本「卓子調烹法」に、中国料理のひとつとして、焼き、揚げ、蒸しと餃子の3種類の調理方法が紹介されています。また、長崎に滞在する中国商人に聞き取りを行った内容をまとめた「清俗紀聞」(1799序刊)には、餃子が図入りで記述されています。しかし、当時の日本人にはあまり食べられませんでした。

明治以降になって、横浜や神戸の中華街で中華料理として餃子が紹介されるようになりましたが、それでも一般的な食べ物ではありませんでした。

餃子が今のように日常的に食べられるようになったのは、第二次世界大戦後に中国(満州)から引き上げてきた人たちが、満州で食べた餃子を全国各地で紹介し、一気に広まったといわれています。

 

カリットギョウザ黄金の歴史

「カリットギョウザ黄金」の全身である「ホワイト餃子店」が、名古屋市中川区九重町に餃子専門店としてオープンしたのは1972(昭和47)年。以来50年近くにわたり、たくさんのお客様に味・質の高い「真のギョウザ」を提供し続けています。

 

参考:キッコーマン国際食文化研究センター第 54 回食文化講座

https://www.kikkoman.co.jp/pdf/no27_j_012_013.pdf

 

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