宇都宮餃子とは?
総務省が実施する「家計調査」のギョーザの1世帯(2人以上)当たりの購入額で、毎年1位2位を争っているのが、静岡県の浜松市と栃木県の宇都宮市で、ともにご当地餃子として知られています。
古くから餃子を食べる習慣が根付いていた宇都宮ですが、「餃子のまち」として知られるようになったのは平成に入ってからのことです。そのきっかけは、宇都宮市の職員が研修活動の中で「餃子で宇都宮を有名にしよう」をテーマに選んだこと。
平成5年になって、餃子専門店38店舗が加入して任意団体「宇都宮餃子会」が発足、テレビに取り上げられたことから全国的に知れ渡りました。翌年の平成6年には、JR宇都宮駅東口にお馴染みの「餃子の像」が設置されました。
宇都宮餃子の歴史
宇都宮で最初に餃子を提供したお店は、戦後間もない昭和26年頃からJR宇都宮駅の近くで営業していた「宮茶房」という店といわれています。昭和20年代後半には「宇都宮みんみん」の前身「ハウザー」が開店。昭和30年代に入ると次々と餃子を提供するお店が登場しました。
これほど宇都宮で、餃子が食べられるようになった理由については諸説ありますが、戦後になって満州から引き上げてきた人たちが、現地で作り方を覚えた餃子で商売するようになり、その餃子をかつて宇都宮にあった第十四師団の兵士たちが食べ、一般市民にも広まったという説が有力です。
宇都宮餃子の特徴
宇都宮餃子に明確な定義はありません。しかし、他の地域の餃子と比べると、白菜やキャベツといった野菜が多めに使われているのが特徴となっています。またニンニクもあまり使用していません。野菜が多めで油っこさがなく、たくさん食べても胃もたれしないヘルシーな餃子です。
タレはお酢が多め、またはお酢だけで食べるのが一般的です。また、オリジナルのタレを用意しているお店も多くあります。
【カリットギョウザ黄金】
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