餃子の餡に使われる野菜|ニンニクについて

戦後、中国から引き上げてきた人たちによって広められた「餃子」ですが、本場である中国の餃子と日本の餃子では、いろいろと違いがあるようです。今回は、日本では餃子の餡に使われることが多いニンニクについて調べてみました。

 

 

・中国では餃子にニンニクを入れない?

日本では、餃子の餡にニンニクを入れることが多いですが、中国の餃子にはニンニクは入っていません。

餃子は、中国から日本に入ってきた料理です。しかし、日本で食べられているニンニクがたっぷりと入った「焼き餃子」は、日本人がアレンジしたものです。中国で一般的に食べられているのは「水餃子」で、餡にニンニクは入れずに、タレに入れるなど別に食べるのが普通です。中には、生のニンニクをかじりながら餃子を食べる人もいるそうです。

では、どうして日本では餃子にニンニクを入れるようになったかと言うと、「肉の臭み」を消すためということです。日本で餃子が普及したのは、第二次世界大戦後に満州から引き上げてきた人たちが広めたと言われています。当時、餃子には豚肉ではなく羊肉が使われていました。羊肉の独特の匂いを消すためにニンニクを使うようになったそうです。

 

 

・ニンニクの歴史

日本にニンニクが伝来したのは4世紀頃で、朝鮮半島や中国大陸を経て入ってきたと言われています。「古事記」(712年)には、「ヤマトタケルノミコトが、東国を平定した際、足柄山で食事をしていると、坂の神が白鹿に化けて来たので、食べかけのニンニクを白鹿に投げつけると目に当たって白鹿は死んでしまった。」と書かれています。

西洋のドラキュラ伯爵もニンニクが弱点とされていますが、日本でもニンニク特有の匂いには不思議な力があると考えられていたようです。

 

・ニンニクの栄養価

ニンニクの香りの成分である「アリシン」は、ビタミンB1の吸収を助けて疲労回復や滋養強壮の効果が期待できます。また、免疫力の向上やガンを予防する効果もあるといわれています。結核菌やブドウ球菌などの細菌に対抗する抗生物質としての働きも認められていて、優れた殺菌作用で、体内に入ってくる菌を防いで健康を手助けしてくれます。

「カリットギョウザ黄金」でも餡にはニンニクを使用していますが、スタミナアップしたい時には、タレにおろしニンニクを加えて召し上がってみてください。

 

 

【カリットギョウザ黄金】

「カリットギョウザ黄金」の全身である「ホワイト餃子店」が、名古屋市中川区九重町に餃子専門店としてオープンしたのは1972(昭和47)年。以来50年近くにわたり、たくさんのお客様に味・質の高い「真のギョウザ」を提供し続けています。

 

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