本場中国での餃子の食べ方について

古来中国から渡ってきた餃子は、日本でも人気のある料理のひとつです。日本で餃子と言えばシンプルな焼き餃子をイメージしますが、本場中国では水餃子が主流です。中国では餃子を旧正月の春節に食べる習わしがあります。厚みのある皮で餡が包まれ、しっかり閉じられ、茹で上げたものを唐辛子と黒酢のたれにつけていただくのが一般的です。

 

日本ではご飯のおかずの扱いの餃子ですが、中国では主食として食べられています。厚みのある皮を使った大ぶりの餃子は、中国人にとっては、ご飯やうどんなどの麺類と同じ分類なのです。餃子は皮がご飯で、具がおかずという認識で食べられています。

 

ぷるぷるとした食感の本場中国の水餃子は、「水餃(シェイジャオ)」と呼ばれています。主食にしているだけあって、皮はモチッとしていて中はジューシー。餡は少なめですが、溢れる旨味を逃さず、食べ応えも十分です。

 

中に入れる具材の種類も豊富で、バラエティーに富んでいます。主に東北料理の定番である酸菜(スアンツァイ)や白菜を入れることが多いです。他にも、大根やトマトなどの野菜を入れることもあり、海に面した地方では、魚や貝類を入れた海鮮餃子もあります。中国人たちが餃子を選ぶときは、具材の好みで決めるようです。

 

さらに、日本では肉の臭み消しに具の中に入れるニンニクですが、中国ではたれに入れるなどして、別々に食べます。餃子を食べながら、生のニンニクを丸ごとかじる人もいるようです。

 

そのため、日本のラーメン屋や定食屋で出されている「餃子定食」に、中国人たちは一様に驚きます。中国料理では、魚や魚料理を注文したあとに、点心(飲茶)として食べることはあっても、日本のようにご飯と一緒に食べることはないからです。

 

同じ料理でも、文化によって食べ方の違いがあり、興味深いです。現在日本で食べられている餃子は満州で食べていた焼き餃子が元になっています。中国人にとって、日本の焼き餃子は、中華料理というよりも、日本の大衆料理として捉えられています。中国から伝わってきた餃子は、日本の文化や日本人に適した形で浸透していったといえるでしょう。

 

【カリットギョウザ黄金】

「カリットギョウザ黄金」の全身である「ホワイト餃子店」が、名古屋市中川区九重町に餃子専門店としてオープンしたのは1972(昭和47)年。以来50年近くにわたり、たくさんのお客様に味・質の高い「真のギョウザ」を提供し続けています。

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