餃子の特徴といえば、半月状でひだのある形ですよね。では、なぜ餃子はこのような形をしているのでしょうか。今回は、餃子の「半月形」の意味やひだの役割について、スポットを当てていきます。
・餃子に込められた半月形の意味
中国では、餃子は「お金に恵まれますように」という金運アップの願いを込めて、食されています。その理由は、餃子は「元宝」と呼ばれる中国の貨幣の形を模して作られたものだから。
「元宝」は、元から新の時代の大きな取引で使われていた銀塊で、「馬蹄銀」とも呼ばれています。富の象徴でもある「馬蹄銀」に似せた餃子を食べることで、財産を引き寄せることができると考えられていたようです。
日本のお正月にお節料理やお雑煮を食すように、中国では春節(旧正月)やおめでたい席の食事には、必ず餃子が並びます。
・中国では餃子は縁起モノ
中国では、正月元旦に食べる習わしがある餃子ですが、餃子を使った運試しのような遊びもあるのだとか。餃子の中に、小銭や銀貨、宝石などを包み、それが当たった人はその1年は幸多きことが約束されるのだそうです。
また、中国で餃子は「ジャオズ」と読みますが、「交子」という子宝祈願を意味する言葉と同じ発音をすることからも、縁起の良い食べ物として扱われています。
・餃子のひだの持つ2つの役割
もともと餃子のひだは「馬蹄銀」の形に近づけるために、作り形を整えたとされています。ですが、実は見た目の美しさだけでなく、餃子を美味しく仕上げるために大切な役割を担っています。
1つ目が、餡から肉汁が逃げるのを防ぐこと。しっかり口を閉じることで、食べたときに旨味が溶け込んだ肉汁がじゅわっと溢れ出します。
2つ目は、皮に伸縮性を持たせて破裂を防ぐこと。焼くときに発生する水蒸気により、わずかに中が膨らみます。ひだがあることで、皮に余裕が生まれて、開きにくくなるのです。
特別な日のお祝いメニューに
本場中国では、お金の形を模した餃子は、縁起の良い食べ物として親しまれており、日本でもご飯によく合うおかずとして人気のメニューです。何気なく食べている餃子ですが、ルーツを辿れば、その形の意味や役割が見えてきます。ぜひ特別な日のお祝いに、カリットギョウザ黄金の餃子を食卓に並べてみてはいかがでしょうか。
【カリットギョウザ黄金】
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