餃子を漢字で書くとき、どのように書きますか?読むことはできますが、「餃子」のギョウの字を「餃」と書く方は少数派かもしれません。今回は、ギョウザの漢字について、スポットを当てていきます。
餃子の「餃」はどんな漢字?
ところで、本来の「ぎょうざ」の漢字をご存じでしょうか?「餃」の左側のへんは、「食へん」の字を書く方も多いでしょう。実際は「餃」の下の部分には横棒が2本入った漢字が本来のぎょうざの漢字です。この漢字は、餃子以外では使うことはない漢字なので、知らない方もいるかもしれません。
「餃」という漢字自体は、コウ、ギョウ、あめなどの意味を持っており、15画の画数で、食部に分類されます。また、「餃」のような常用漢字ではない漢字は、昔の字体を使うのが原則という考え方もあるようです。
かつて食へんの漢字が当用漢字になった際、「餃」の字は変更がなかったため、2種類の食へんが生まれました。1946年に告示された当用漢字では、「餃」のへんの漢字も、「食」へんに変更されたことにより、現在では餃子の餃の字も「食」へんで書く習慣がついてきました。
ちなみに「餃」と同じ食へんを持つ漢字には、ききん「飢饉」、まんじゅう「饅頭」、せんべつ「餞別」、あん「餡」などがあります。
本場中国での「餃子」の読み方
本場中国では「餃子」と書いて、「チャオズ」や「シャオツ」などと読まれています。餃子が発祥したとされる山東省の発音「ギャオヅ」が日本に伝わり、日本ではその発音がなまって「ぎょうざ」といわれるようになりました。日本では、「餃子」という漢字に「ぎょうざ」という読みを当てはめた形で広まったようです。通常は、「子」の漢字を「ざ」とは読むことはありません。
「餃子」の漢字は中国からの伝来による影響
餃子と書く場合、食へんでも同じ意味を持つので、どちらの漢字で書いても間違いではありません。旧字的な文字や漢字自体の考え方を採用し、「餃」とすべきというのもひとつです。ですが、現在は店舗名や新聞、パソコンなどで表示される字や固有名詞としてギョウザと書く場合、「飯」と同じ食へんが使われることが多くなりました。もともと餃子は中国から伝来してきたため影響があるものの、「餃子」の漢字の使い方は、日本流に変わってきているのだといえるでしょう。
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