ご当地餃子といえば、宇都宮や浜松餃子が有名ですよね。その他にも、全国にはさまざまなご当地餃子があります。今回は、その中でも千葉のローカルフード「ホワイト餃子」についてご紹介します。
千葉県発祥の「ホワイト餃子」
ホワイト餃子は、千葉県野田市に本店があるご当地餃子です。宮城県から鹿児島県まで全国各地に支店があり、「ホワ餃」の愛称で親しまれています。数あるご当地餃子の中でも「ホワイト餃子」は異彩を放っており、オリジナリティたっぷりの餃子が人気です。
ホワイトという名の通り、白い餃子かと思いきや、黄金色の俵型をしているのが特徴です。
実は「ホワイト餃子」の店名は、創業者に作り方を伝授した白(パク)さんへのリスペクトの気持ちを示して付けられたのだそうです。
「ホワイト餃子」の美味しさの秘密
ホワイト餃子と他の餃子との大きな違いは、餃子を蒸し焼きにしている途中で、油を投入して揚げ焼きにして仕上げる特殊な焼き方にあります。この焼き方をすることで、分厚い皮も焼き餃子と同じように、カリッとした軽い食感に仕上がります。
皮に包まれた餡は、風味豊かなニラや香辛料がギュッと詰まっていて、まるで小籠包のようにジューシーで食べ応えも十分。酢醤油に一味唐辛子をたっぷり足して、ピリ辛のタレにつけて食べると絶品で、独特な皮と餡のハーモニーがたまりません。味変を楽しむなら、味噌ダレに酢を少し垂らしてみてください。群馬名物の焼きまんじゅうのような味わいになりますよ。
餃子ひとつが大きくてボリューム満点ですが、いくらでもパクパク食べられます。
「カリットギョウザ黄金」の前身
カリットギョウザ黄金は、昭和47年創業の老舗のギョウザ専門店です。創業当初は、「ホワイト餃子店」としてオープンしました。
つまり、「カリットギョウザ黄金」の前身は「ホワイト餃子」だったのです。
現在では定番メニューとして人気の餃子ですが、創業当初はまだ日本の食卓には根付いていなかったといいます。それでも、40年以上という長い歴史を歩んできました。平成20年に社名を「カリットギョウザ黄金」に変更したあとも、独自性のある「ホワイト餃子」の良さを受け継いでいます。
ぜひ一度その美味しさを体感してみてくださいね。
【カリットギョウザ黄金】
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