宇都宮のシンボル「餃子像」とは?由来や受難について解説

宇都宮といえば、餃子の街として有名ですよね。その宇都宮に、餃子像があるのをご存じでしょうか。そのユニークな姿は地元の人はもちろん、観光客にも人気だといいます。今回は、宇都宮の「餃子像」にスポットを当てていきます。

 

宇都宮のシンボル「餃子像」とは?

餃子像は、餃子の街として有名な宇都宮市のシンボルとして、1994年に宇都宮駅に設置されたものです。

大谷石製で高さ2メートル、重さは約1.7tの削りだしの石造です。ビーナスが餃子の皮に包まれている「餃子のビーナス」を彫った像は、一躍話題となりました。

この餃子像は、現在の宇都宮餃子のブームには、なくてはならない存在です。

 

餃子像ができるまで

餃子像が作成されるきっかけとなったのが、1993年に山田邦子さん司会のテレビ東京の「おまかせ!山田商会」という番組。町おこしの企画で、宇都宮餃子を取り上げたことが始まりです。

餃子像の元になった「餃子のビーナス」のアイデアを山田邦子さんが発案、現代彫刻家の西松鉱二氏がデザインを手がけました。餃子の材料である大谷石は、風見慎吾さんの呼びかけにより、提供されたものです。石像の作成は、市内の加藤石材店に無償で協力してもらったそうです。この番組の放映により、宇都宮餃子の知名度は一気に全国区に広がりました。

 

餃子像はどこにある?

現在餃子像は、JR宇都宮駅西口を出てすぐのぺデストリアンデッキ2階に設置されています。

設置当初は東口の歩行者広場に設置されましたが、2008年に西口のバスロータリーの1階、さらに2014年に再度移設され、現在の場所に落ち着きました。現在の場所で撮影すれば、背景にJR宇都宮駅という文字が入り、インスタ映えしますよ。餃子像は、記念撮影や待ち合わせなど、宇都宮の人気スポットになっています。

 

餃子像を襲った受難

餃子像は諸事情により、2度の移設を経験しています。1度目は駅東口再開発事業に伴うもので、その移設作業中に悲劇が起こります。像をクレーンで釣り上げたところ、バランスを崩し、ワイヤーが外れて落下。その衝撃でまっぷたつに割れてしまったそうです…。

ですが、同年10月に割れた像はパテで接着され、西口ペデストリアンデッキへ移設、宇都宮餃子会主催の設置セレモニーも開かれました。このとき、山田邦子さんも来訪しています。

その後、移設した場所がデッキの下で分かりにくいとのことから、再度2階のデッキ上への再移設が検討されます。2度目の移設は慎重を期したのですが、像の向きを前後逆に設置するというミスを犯してしまいます。すぐに気付いて修復し、移設は完了したということです。

 

お土産に「餃子像もなか」もおすすめ

宇都宮土産としておすすめなのが、餃子像をかたどった餃子像もなか。販売元は、明治5年創業の老舗和菓子屋「枡金(ますきん)」です。宇都宮駅構内の店舗でも販売されているので、宇都宮にお立ち寄りの際は、餃子像とあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

【カリットギョウザ黄金】

「カリットギョウザ黄金」の全身である「ホワイト餃子店」が、名古屋市中川区九重町に餃子専門店としてオープンしたのは1972(昭和47)年。以来50年近くにわたり、たくさんのお客様に味・質の高い「真のギョウザ」を提供し続けています。

 

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